この記事で解決するあなたのお悩み
- 新NISA(つみたてNISA)にはどんなメリットがあるの?
- つみたてNISAとiDeCoはどちらをやったらいいの?
- 夫婦で資産形成を成功させるコツを知りたい!
新NISAが解説されて、夫婦で新NISAをはじめたいと思っている方も多いと思います。
専業主婦やパート勤めの主婦の方は、扶養から外れてしまうのではないかや、リスクの問題が気になりますよね。
2児のママで専業主婦のミムラです。
NISA歴は3年で、Global Financial School で資産形成について学んでいます。
私もみなさんのように悩んでいましたが、現在は月利3万円を稼いでいます。
今回の記事では、以下の項目でミムラがわかりやすく解説します。
この記事を読み終えるころには、夫婦で資産形成するコツがわかり、安心してつみたてNISAで投資ができます。
安定して資産形成ができると家計に余裕ができて、
家族旅行に行けたり、ちょっとした贅沢ができたりするようになりますよ!
専業主婦が積立NISAをやるメリット3つ
2024年からNISA制度が新しくなり、新NISAと呼ばれるようになりました。
「やったほうがいい」とは聞くけど、どうしてなのかわからず一歩踏み出せずにいる方も多いかと思います。
専業主婦が積立NISAをやるメリットは以下の4つです。
メリット
- 確定申告をする必要はなく、扶養からも外れない
- 夫のお金を活用できる
- 基本ほったらかしでOK
以下で詳しく見ていきましょう。
メリット①確定申告をする必要はなく、扶養からも外れない
NISAで儲けたら、扶養から外れてしまうのかな?
結論からいうと、扶養から外れません。
なぜなら、NISA口座で発生した利益は税金がかからないので、課税対象の所得ではないからです。
また、確定申告をする必要もありません。
ただし、これはNISA口座や「特定口座(源泉徴収あり)」で資産運用する場合のみです。
間違えて、確定申告の必要がある種類の口座で取引して、扶養から外れてしまわないように気をつけましょうね。
メリット②夫のお金を活用できる
私は専業主婦だから収入がない。
夫が稼いだお金を、自分名義の口座で積み立てても大丈夫?
結論、パートナーが稼いだお金を自分名義の口座で資産運用しても大丈夫です!
専業主婦の家庭の場合、基本は妻が家庭を守り、夫が外ではたらいて家庭を築いているので、妻の名義でも投資は可能です。
最初は仲が良くても、結局離婚に至るケースが結構ありますよね。女性の皆さんには自分名義のお金をしっかり持っていて欲しいと思います。現在収入のない専業主婦の方ならなおさらです!!
引用:ろうきんRaseek 監修:髙橋佳良子さん(株式会社ライフマネークリニック社長)
ただし、デメリット③でお伝えしますが、金額によって贈与税がかかる点にはご注意を!
メリット③積立買付を設定しておけば、基本ほったらかしでOK
株や投資って、常に値動きを見ていなければならないの?そんな時間ない…
結論、積立買付を設定しておけば、手間なく運用できるのでほったらかしでも問題ありません。
新NISAのつみたて投資枠は長期投資に適した制度なので、ほったらかしにできる人ほど向いています!
つみたて投資枠の商品は、運用で生まれた利益をもとに再投資して、複利運用を行います。
ただし、以下の点を定期的に確認しましょう。
半年に1回ペースで、現状を確認できるといいですね!
専業主婦が積立NISAをやるデメリット3つと対策法
ここでは、積立NISAを始める前に知っておきたいデメリット3つと、その対策法を紹介します。
デメリット
- 元本割れのリスクがある
- 銘柄によってリスクやリターンに差がある
- 贈与税がかかる場合がある
以下で詳しく見ていきましょう。
デメリット①元本割れのリスクがある
そもそもNISAは投資なので、金融商品の金額が買った時よりも下回る可能性があります。
新NISAの商品には株式が含まれているので、少なからずリスクはあります。
しかし、長期間コツコツと積立投資をすることで、元本割れのリスクが抑えられる見込みがあります。
10~20年程度の長いスパンで値動きを見ていきましょう。
デメリット②銘柄によってリスクやリターンに差がある
新NISAの銘柄によっては、リスクやリターンに差があります。
リスクをなるべく抑えて積立投資を行うのであれば、世界各国の株式に投資できるインデックスファンドがおすすめです。
人気のあるインデックスファンド
手数料が安く、現在安定して利益を出し続けていて人気があります。
特にこだわりがなければ、最初のうちは人気のあるインデックスファンドから選んでみましょう。
デメリット③贈与税がかかる場合がある
夫のお金で投資をすると、贈与税がかかるの?
結論、NISAで得た利益には税金がかかりませんが、夫婦間で資金の移動が年間110万以上あると贈与税が発生します。
引用:我が家は妻は専業主婦なので、夫の僕が妻にお金を渡して積立をしてもらってます!年間110万円以上を送金すると贈与税がかかってしまうので、年間100万円くらいを積立してもらうようにしてます!証券口座引落でもクレジットカード積立でも、送金は手数料がかからないように同じネット銀行を活用してます!夫婦で同じネット銀行を活用していれば積立投資以外でも役に立つことが多いのでおすすめです!(投資インフルエンサーのコメント)
月に10万円以上NISAで運用したい場合は、夫婦でNISA口座を分けるといいですね!
専業主婦は積立NISAとiDeCoどちらをやるべきか
NISAとiDeCoはよく聞くけど、どちらを優先してやったらいいのか気になりますよね。
結論、専業主婦の方はNISAがおすすめです。
ここでは2つの違いと、専業主婦がNISAを優先すべき理由を解説します。
NISAとiDeCoのちがいとは
NISAとiDeCoの大きな違いは、以下の通りです。
NISA | iDeCo(個人型確定拠出年金) |
運用益・受取時に税金がかからない いつでも引き出せる 100円からはじめられる 積立額は年間最大360万円 | 運用益・掛け金に税金がかからない 原則60歳まで引き出せない 最低投資額は月5,000円 積立額は年間最大27万6,000円 |
新NISAは、投資できる期限がなくなり、投資できる金額も年間360万円、累計で1,800万円となりました。
iDeCoでは専業主婦の場合、年間27万6,000円(月2万3,000円)まで可能です。
専業主婦はNISAがおすすめ
専業主婦や、パートなどで年収を103万円以下に抑えている主婦の方には、iDeCoよりNISAのほうがおすすめです。
NISAがおすすめな理由
- 途中解約できるから
- 100円から投資できるから
- 所得税・住民税がかかっていないから
iDeCoは原則60歳にならないとお金をおろせませんが、積立NISAはいつでも解約できるので、必要に応じて現金化できます。
教育費や家の修繕費など、さまざまなライフイベントにあわせて現金化できるつみたてNISAのほうが利用しやすいでしょう。
また、積立NISAは100円から投資できるのも魅力です。
複利効果を得るために、なるべく早くNISAを始めたいけど、全然投資に回せるお金がない…という方でも、気軽にはじめられます。
一方でiDeCoでは、給与などの所得から掛け金を全額差し引けるため、所得税や住民税の節税ができますが、専業主婦はこの恩恵を受けることはできません。
よって、専業主婦は積立NISAのほうがメリットが大きいと言えるでしょう。
夫婦で積立NISAを活用する方法3つ
さいごに夫婦で積立NISAを活用する方法を3つ紹介します。
将来のために「我が家のお金を増やしたい!」という方はぜひ参考にしてください。
①教育資金や老後資金の準備
夫婦で積立NISAを活用する方法の1つめは、教育費や老後資金の準備です。
例として、1年の収益率を5%として、月3万円ずつ、30年間投資する場合のシミュレーションはこちら。
元本が1080万円に対して、収益は1,417万円で、およそ2,500万円貯めることができます。(元金より収益のほうが多くなりますね!)
夫婦で同じように別の口座で貯めていけば、老後に必要とされる資金をまかなえます。
20年目あたりから収益の伸びが大きくなっているように、積立投資の期間が長ければ長いほど、複利効果が大きくなります。
できるだけ早く積立投資をはじめて、家計を助けましょう。
②貯まったポイントを投資に回す
日々のお買い物で貯まったポイントも、投資に回して運用することができます。
ポイント投資に対応している証券会社は以下の5つです。
証券会社 | 使えるポイント | 投資できる商品 |
SBI証券 | Tポイント Pontaポイント Vポイント | 日本株 投資信託 |
楽天証券 | 楽天ポイント | 日本株 投資信託 米国株 |
マネックス証券 | マネックスポイント | 日本株 投資信託 |
auカブコム証券 | Pontaポイント | 日本株 投資信託 |
松井証券 | 松井証券ポイント | 投資信託(3銘柄のみ) |
ふだん貯めているポイントサービスに対応している会社を選ぶと良いでしょう。
少額から運用でき、現金を使わないぶんリスクを抑えられますね。
③分散投資で投資リスクを減らす
インドは経済成長に勢いがあるってニュースで見たわ。
インドに期待して、夫婦どちらもこの国の銘柄を買ってもいいの?
もし今後インドが大成長を遂げて、インド銘柄の株価が上がれば大きな利益が得られますね。
ですが、インドは政治的な不安定さや政策変更が経済に影響を与える可能性があります。
夫婦が別の口座でNISAをするにあたって、投資する銘柄の地域も分散させるとよいでしょう。
その国の金融情勢によって、値動きが上下するからです。
資産運用でリスクを減らすためには、分散投資がよいとされています。
一人のNISA口座で、複数の異なる投資信託に分散投資することができますが、
夫婦2人の口座で分散投資すると、さらにリスクを抑えた運用ができますよ。
まとめ:専業主婦はなるべく早く積立NISAをやるべき!
積立NISAを行うメリットや、夫婦でNISAを活用するコツを紹介しました。
積立NISAをはじめるなら、早ければ早いほうが資産が増える可能性が高くなります。
まずは将来何にどれくらいのお金がかかるのか、シミュレーションしてみましょう。
困ったら、無料でファイナンシャルプランナーに相談できるサイトもあるので、活用してみてください。
自分や家族の未来を豊かにするため、一歩踏み出してみましょう!