1)英語 3)幼児教育

【年齢別おすすめ本】発音に自信がなくても親子で英語絵本を楽しむ方法

考える人
考える人

・子どもが小さいころから英語にふれさせたい。

・英語絵本の読み聞かせってどんな効果があるの?

・親が英語苦手だけど大丈夫?

・英語絵本てたくさんあるけど、どんな本がいいのかな?

こういった不安や疑問に答える記事です。

本記事でわかることは下記のとおりです。

・英語力に自信がなくても、親子で絵本を楽しむ方法

・年齢別のおすすめの絵本6選(0~2歳、3~5歳)

ミムラ
ミムラ

・在学中カナダ留学1年

・児童英語教授法(TESOL for Children)取得

・元中学校英語教師6年間

・1歳の娘と3歳の息子とおうち英語を楽しんでいる

以上の経歴をもつ者が記事を書いています。

この記事を読むことで、お子さんと一緒に英語絵本の世界を楽しむことができますよ。

1.英語力に自信がなくても、親子で英語絵本を楽しむ方法

その① 発音に自信ないけど大丈夫?

考える人
考える人
親が英語苦手だし、発音に自信ない。英語絵本でよみきかせをする効果ってあるの?

結論からいうと、とても効果があります。

なぜなら親が英語を使うことで、子どもが英語を発語しやすくなるからです。

たとえば赤ちゃんの場合、うさぎの絵を見せて、親がいつも「bunny」と言っていれば赤ちゃんはその絵を「bunny」と認識します。

そして発語できる月齢になると、親とコミュニケーションをとりたくてその絵を「bunny!」と言うようになります。

このように自然に英語を習得していきます。

発音はさておき、英語絵本に『親子でコミュニケーションをとる道具』として役割を与えてしまえば、英語絵本を読む時間は楽しい時間と認識し、子どもは積極的に英語を吸収できます。

英語学習の導入では、英語を使ってコミュニケーションをとることの楽しさを知ることが重要です。

子どもは親の声をよく聞いているので、その英語を真似して発語していきます。

よって英語絵本は英語を自然に楽しく学んでいく導入としてとても効果のあるものと言えます。

一方で、

考える人
考える人
ネイティブのような発音を身に付けてほしいんだけどな。

と思う方がほとんどだと思います。

ネイティブの発音を身に付けるには英語の歌などを収録したCDを聞き流したり、ネイティブの発音を聞けるおもちゃを併用したりして使っていくことをおすすめします。

あくまで英語絵本の役割は『親子でコミュニケーションをとるもの』です。

生活の中に英語を取り入れて習慣化させていきましょう。

その② 読み聞かせのポイント

読み聞かせをするとき、以下の二つを意識するとよいでしょう。

・親子のふれあいを楽しむこと

・こどもの反応を丁寧に拾うこと

「親子のふれあいを楽しむ」には、“絵本を読むときはいつも親のひざの上で”をルーティンにするとよいです。

親子がくっついた状態で、たとえばストーリーのなかに“tickle(くすぐる)” という単語があったら子どもをくすぐったり、リズムがよい文章だったら体を一緒にゆらしたりして親子で遊びながら絵本を楽しみましょう。

また「子どもの反応を丁寧にひろうこと」も子どもが親とのやりとりを楽しむことができ、効果的です。

話が途中で止まってしまったりページが飛んでしまったりして良いです。むしろストーリーを読み進めることよりも

・こどもが指さした絵の単語を言う

・こどもの質問にこたえる(日本語でOK)

・こどもが英語を発語したら褒める

など、子どもの反応を拾って会話を楽しむことを意識しましょう。

その③ どんな本を選んだらいいの?

本を選ぶポイントは以下の3つです。

・語数が少ない

・繰り返しの表現がでてくる

・ストーリーがわかりやすい(知っている)

語数が少なければ親の負担も小さくなります。

子どもがストーリーを理解したかどうかよりも、まずはコミュニケーションを重視してみてください。

また繰り返しの表現がたくさん出てくると音が記憶に残りやすく、定着しやすいです。

そして親がストーリーを理解しているものを選び、こどもと会話をしながら物語の内容を確認したり、質問に答えたりしましょう。

以上の特徴がある絵本を年齢別で6つ紹介していきます。

わたしが読み聞かせするときに実際にやっていた子どもとのやりとりを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

2.【0~2歳おすすめ3選】絵本でコミュニケーションをとろう

その① Let’s Play〈Leo Lionni〉

2匹のネズミが朝起きて「 What shall we do today?  (今日なにする?) 」からはじまり、ふだん子どもがよくやる遊びの表現がたくさん出てきます。


・お花を摘む表現がでてきます。絵のお花を摘んだフリをして「 Here you are.(どうぞ)」 「 Thank you.(ありがとう)」などのやりとりができます。

・木に登るという表現がでてきます。ネズミが木に登っているように子どものお腹あたりから肩にかけて指でトコトコとくすぐります。下から上に 「 climb(登る)」がからだで覚えられます。

ミムラ
ミムラ
good night で終わるので、

寝かしつけの前に読んでいました。

その② I am a Bunny〈Richard Scarry’s〉

四季の美しい景色と、その変化を楽しむかわいいウサギが登場し、素敵なやさしい絵本の時間を与えてくれます。

・色とりどりの蝶が登場します。

「 Which color do you like? (どの色がすき?)」や

「 Find Green butterfly! (緑の蝶をみつけて) 」のやりとりができます。

・イチゴがでてくるので

「 Do you like strawberries?  (いちご好き?) 」

「 Here you are. (どうぞ) 」などのやりとりができます。

・綿毛を飛ばすシーンがあります。息をふう~と吹きかけて「 blow 」を表現すると楽しく覚えられます。

その③ I Like It When…〈Mary Murphy〉

「あなたとのこんな時間が好きだよ」と親子のつながりを感じられる本です。


・ページの内容にあわせて実際に手をつないだり、くすぐったり、ハグしたり…たくさんスキンシップをとりましょう。

・「いないいない、ばあ」のページがあります。こちらも本で顔を隠してやってみましょう。

・さいごは寝る前の「おやすみ」の表現があります。Good night 以外の表現もあるので、実際の寝かしつけの時に使ってみましょう。

3.【3~5歳おすすめ3選】英語で物語を楽しもう

こちらは有名どころなので、親もストーリーを知っている方も多いと思います。

語数が増えるので、CDや音声を利用してネイティブの音声も聞きながら親子で楽しんでみてもOKです。

その① (CDつき)The Very Hungry Caterpillar

たまごから生まれた小さなあおむしはとっても腹ペコ。食べるものを探しにでかけます。


・たくさんの食べ物が登場します。

「 Which food do you like? (どの食べ物がすき?)」や

「 I want to eat water melon. Give me. (すいか食べたい。ちょうだい)」

で食べ物をを指さしたり食べさせてもらったりなどのやりとりができます。

・数がわかるようになってきたら、

「 How many plums did he eat? (すもも、何個食べた?)」などクイズをだすことができます。

その② (CDつき)Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?

くまさんが何を見てる?の問いからはじまり、カラフルな動物たちが登場します。

色や動物の名前をリズムよく覚えることができます。


・英語での動物の鳴きまねをすると、日本語での鳴き方と異なり、そのちがいを楽しむことができます。

鳴き方は以下の動画をご覧ください。

"Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?" by Eric Carle - ブライアン先生の英語絵本読み聞かせ

・最後のページに、これまで登場した動物たちが勢ぞろいします。

「 Which is a purple cat? (むらさきの猫はどれ) 」や

「 What color is horse? (馬は何色) 」 などのやりとりができます。

その③ よみきかせ えいごえほん (Benesse)

おおきなかぶももたろうありときりぎりすしらゆきひめ3びきのこぶた

の5つの名作を収録。タッチペンで日本語・英語の両方で聞くことができます。


・あらすじを確認して会話をしながら物語を楽しむことができます。

・〈えいごのゲーム〉でなきごえクイズにチャレンジする。

・3匹のこぶたのオオカミとコブタたちのセリフ(繰り返しの表現)を

一緒に言うと楽しく覚えられます。

持ち運びが便利で、外出先や車の中でも自分で音声を聞くことができるのがいいですね。

親子でたっぷりとコミュニケーションをとって読んだあとは、子どもがひとりでも楽しんで学ぶことができる1冊です。

まとめ【英語力に自信がなくても、親子で英語絵本を楽しむことができる。】

最後にもう一度、この記事の内容をまとめると、

1 英語力に自信がなくても、親子で英語絵本を楽しむことができる。

2 英語絵本は『親子でコミュニケーションとる道具』として役割を与えよう。

3 こどもの反応を丁寧にひろい、やりとりを楽しみながら読もう。

この記事を読んでくださったみなさんが

お子さんと英語絵本の世界を楽しむことができますように。

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